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83,000円
50,000円
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動作確認しましたら、カセットテープ、1と2動作いたします。
チューナ受信しました。
CDはピックアップ弱いのか、読み取りません、ピックアップの調整必要か、修理か必要です。
アンプは切り替えでき、ボリューム回して調整できました、回した瞬間ガリありますが、回すのをやめたら正常に音でます。
擦れ、傷などあります。
古い物になりますが、ここまで動作するのはもう無いかと思います。
音の迫力は凄いですね。
#★vintageshopMINAMI
↑他にも出品しています。
空前のバブルコンポブームが産んだ怪物
二度と再現 驚異の物量投下モデル
VICTOR CREATION DC-Z7000
発売当時本体価格 247,000
完全独立デュアルSEA 電子グライコ SEA-E7000 49,800
フルオートプレーヤーAL-E700 33,000
システム合計価格 328,000
70年代後半、オーディオ市場において、それまでのアナログ世界から、CDの台頭によって、デジタル化への革新が起こり、CDプレーヤーの爆発的な需要によって「第二次オーディオブーム」へと発展、オーディオ新時代の幕開けとなった。その間、競合メーカーらが、より高い技術を求めて鎬を削り、次々と新技術が産み出され、高額な上級モデルらには、その夢のような技術が惜しみなく投入されていき、1年サイクルで次々と新しいモデルが誕生、こうして、名だたる名機たちが数多く産まれ、当時の熱きオーディオフリーク達を、次々に虜にしていくこととなる。
80年代中盤に入ると、ミニコンポと称されるフルサイズのコンポーネントをやや小型化されたシステムオーディオが市場を席捲し、これに火が付くと、一気に人気化、更に大きな一大ブームを巻き起こし、より若い層のオーディオファン達まで巻き込むこととなり、これらの熱気は、国内オーディオメーカーが鎬を削る、空前のオーディオ黄金期、バブルコンポブームを形成、ブームが終わる90年代初頭まで、発展・拡大していった。
VICTOR CREATION DC-Z7000 全ユニットメンテ可動品 動作確認動画有り
商品説明空前のバブルコンポブームが産んだ怪物
二度と再現 驚異の物量投下モデル
VICTOR CREATION DC-Z7000
発売当時本体価格 247,000
完全独立デュアルSEA 電子グライコ SEA-E7000 49,800
フルオートプレーヤーAL-E700 33,000
システム合計価格 328,000
Youtube CD出力テスト動画/語り継ぐ愛に/薬師丸 ひろ子
Youtube CD出力テスト動画/眠れぬ森の美女/高岡 早紀
Youtube レコードプレーヤーテスト動画/ウォーアイニー/135
70年代後半、オーディオ市場において、それまでのアナログ世界から、CDの台頭によって、デジタル化への革新が起こり、CDプレーヤーの爆発的な需要によって「第二次オーディオブーム」へと発展、オーディオ新時代の幕開けとなった。その間、競合メーカーらが、より高い技術を求めて鎬を削り、次々と新技術が産み出され、高額な上級モデルらには、その夢のような技術が惜しみなく投入されていき、1年サイクルで次々と新しいモデルが誕生、こうして、名だたる名機たちが数多く産まれ、当時の熱きオーディオフリーク達を、次々に虜にしていくこととなる。
80年代中盤に入ると、ミニコンポと称されるフルサイズのコンポーネントをやや小型化されたシステムオーディオが市場を席捲し、これに火が付くと、一気に人気化、更に大きな一大ブームを巻き起こし、より若い層のオーディオファン達まで巻き込むこととなり、これらの熱気は、国内オーディオメーカーが鎬を削る、空前のオーディオ黄金期、バブルコンポブームを形成、ブームが終わる90年代初頭まで、発展・拡大していった。
約10年近く続いたオーディオブームであったが、あらためてその流れを見てみると、ブーム初期と終盤では、明確な物量の差が生じていることが分かる。技術の進歩とともに、ブームが下火になっていった80年代後半からは、機能や内部構造の簡略化、樹脂の多様化、等が目立ち始め、限られたパイを奪い合うように、各競合メーカーは収益確保に走り、最終的には、商品の極端なローコスト化が図られ、機能も簡略化、同時にオーディオとしての魅力も次第に薄れていき、90年代に入ると、ブームを牽引していた、いわゆる「フルサイズ・ミニコンポ」はその姿を消してしまうこととなる。
当時を振り返り、このブームの中で産み出された、最高品質の時代に的を絞って見てみると、技術の進歩による高性能化、時代が求めたハイコストな仕様、所有欲を満たすカリスマ度といった要素が、丁度シンクロした時代、それは、1988年前後であろう。
その最も「濃い」時期に発売され、破格の物量を投入して誕生したのが、VICTORが誇る、最高品質を持つトップグレードモデル、Z9000/7000である。
一目見ただけで、ただのミニコンポではないことが分かる重厚な、それでいてシャープで美しく、繊細・緻密なデザイン。各ユニット全ての前面パネルは肉厚のアルミパネルにフラットブラックアルマイト仕上となっており、これを背面側から樹脂類が包み、背面側のスチールフレームに強固にマウントさせる、単体高級オーディオと全く同じ構成で、全てのユニットを縦に積み上げると、その重量は、スピーカーを含まない本体のみで、28.4kgにも及ぶ。
それでは、この怪物たるZ7000が、一般的なスタンダードモデルと比較して、どのような違いがあるのかを、同年に発売され、爆発的なヒットを飛ばしたSONYのLBT-V715と比較をしてみる。まずは、スピーカーを含めた総重量は、V715の36.5kgに対し、Z7000が47.6kg、約11kgもZ7000は「重い」。
次にアンプ。出力はV715の50W+50Wに対し、Z7000は、130W+130Wと2.6倍ものとてつもないパワーを誇る。ことわっておくと、V715が極端に非力かというと、全くそうではない。一般的な居室で音楽を聴くには、十分にパワフルだし、音もいい、重低音もかなり効いている。ただ、Z7000は、これらスタンダードモデルらとは「次元が違う」ということであろう。この数年後に発売された、てっぺんリバティーこと、SONY最上位の後発モデル、LBT-V950ですら、最高出力は100W+100Wに留まる。ちなみに、スピーカーの最大許容入力は、V715が50Wに対し、Z7000の瞬間最大許容入力は200Wと、これもまた、破格の許容度となっている。
Z7000のスピーカーユニットは、ツィーターが5cmファインダイヤモンド・センタードームコーン、ミッドに9cmチタニウム・センタードームコーン、ウーハーに24cmクロスカーボンコーンが採用されている。性能は言うまでもないが、高音質なだけではなく、見た目の迫力がスタンダードモデルのそれらとはまるで違う。当然のことながら、CDプレーヤーと、アンプ内のD/Aコンバーターを繋ぐのは、「光伝送」。当時は、高級機にのみに採用が許されており、当然ながら、V715や他の多くのスタンダードモデルには採用されていない。
その他、スタンダードモデルだけでなく、上級機でも、本体の前面パネルは「プラ」製が圧倒的に多い。87年以降のSONYでいえば、V9900/V7700とV950以外は全て「プラ」製であり、もっというと、インシュレーター風に見えるのは、実は前面プラ素材の一体成型であり、着脱はできないものとなっている。これに対し、前述のとおり、Z7000のアンプ等は、アルミ+樹脂+スチールの三重構造となっており、前足だけではなく、後ろ側も同形状の着脱可能なインシュレーターが設置されている。さり気ない部分までが、しっかりと造り込んであり、このような違いは、音質にも作用し、何よりも設置した時の印象に大きく差が出る箇所でもある。
他にも、高級機とのスタンダードモデルの線引きで判断されるものに、カセットデッキの残量確認の為のイルミネーションランプがある。音質や性能には関係ない部分であるが、ここが美しく点灯するのと、ただの反射板が張り付けてあるだけのものとでは、大きく印象が違う。もちろん、美しいだけでなく、これが点灯することによって、わざわざのぞき込まなくても、テープの残量が離れたところからでもハッキリと視認できるのは大きい。
その他、重要度の高い品質上のポイントとしては、Z7000のユニットは、完全独立設計の「本物」のフルセパレートで構成されているということである。これは、ユニット一つ一つが、完全に独立し、それぞれが電源を持ち、(当然スイッチも各ユニット毎に設けられている。)単体での使用が可能な本格設計となっている点だ。故に、他のオーディオとの自由な組み合わせも可能だ。
ありふれたミニコンポ達とは、決定的に違う、これら本物志向の設計こそ、所有欲を満たし、末長く所有し続けたいと思わせる、重要なファクターだと私は思う。
とても全てを語りつくせないが、他にも、Z7000には、スタンダードモデルとの決定的な違い、更には、他メーカーの上級モデル、トップモデルでも実現するのは難しい、ハイスペックな設計がなされている。それが、左右完全独立設計のカセットデッキとグライコの組み合わせである。
高級機の証である、ダブルRECは当然のことながら、左右別々に録再ができるように、完全に独立させているのだ。このようなハイコストな造りは、同年セット売りのコンポでは、他に類を見ないものであり、同様の構造を持つのものは、私の記憶にあるのは、88年から単体売りで販売されていた、KENWOODの40万円クラスの超ハイエンドモデル「エスパス」ぐらいであろう。
このようなことから、いかにこのZ7000が常識外れの高性能コンポであったかが分かる。ちなみにグライコは、カセットデッキと同様、完全左右独立型となっており、左右別々に入力レベル調整が可能、ミニコンポでありがちな、「スペアナ表示が張り付いてしまう」といったこともなく、自在に調整が可能だ。
蛇足だが、Z7000を手にしてみると、その他のメーカーやモデルで発生する多くのトラブルは、やはり「造りが悪い」からであるという結論に至る。
某メーカー製のカセットデッキのように、ウレタンゴムが溶けてなくなるということもなければ、粗悪なOEMの回転ヘッドが壊れて使用不能になるということも、まず起きない。ピックアップが脱落したり、サーキットブレーカーの劣化で音が出なくなるといった不具合も、Z7000ではまず起きないといっていいだろう。
おそらく、VICTORは開発当時、利益が削られることになっても(壊れないので、買い替え需要が発生しにくい)、メーカーとしての信頼度、技術力の高さを誇示する意味合いも含め、何よりも「品質」を大切にした経営方針でものづくりを行っていたのだろうと、このZ7000を手にして思う。
日常で目にするニュースや、殺伐とした雰囲気を多く感じてしまう現代において、当時の熱い思いをもった名機を傍に、あらためて思い出の音楽を自由気ままに、楽しんでみるのもいいだろう。
特にVICTORのファンであり、このモデルに思い入れのある方には、ぜひ味わってみていただきたい、お勧めの1台だ。